ABOUT

はじめに、想いがあった

プロジェクト発足は、葬儀屋さんからの一言。
お客様の最期の想いを形にするために、着物を使った商品を作れないか?
結婚式は、通り一遍のものでなくなってきて、当人たちの想いを形にする、自由な形式に代わってきています。
結納をしない、仲人を立てない、式場を使わない、そんな形も増えています。
一方お葬式は、まだまだ受け継がれてきた形に従う方が多いですが、徐々に、自分の好きだったものに囲まれて、最後のお別れをした欲しいという方も増えています。
そのために、エンディングノートを書く方も、増えていますね。
常識といわれていた「こうでなければならない」という形から、自分の「好き」を発信していく形に、時代は変わっていっています。

想いは、危惧とともにあった

他方、着物の現状はどうか?
着物の買取や販売などのリサイクル市場は、近年増えてきていますが、まだまだ陽の目を見ずに、捨てられてしまうものもあります。
着物に使われる「正絹」というシルクは、お蚕が作ってくれた素材です。
昔のお蚕は元気だったのでしょうか(笑)、古いものほど上質の絹素材なのです。
着物の耐久年数は、きちんとお手入れすれば100年と言われています。
そんな良質の着物が、みすみす捨てられていくなんて耐えられない!
ドナドナドナドナ~♪と聴こえてきそうです。
こうして、新しい「想い」の時代と、古いものへの「危惧」が組み合わさって、始まったプロジェクトです。

商品は、日々進化していきますので、お楽しみに!